2024年のGW、家族で軽井沢旅行の際に「奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち」に宿泊しました。
のどかな田園風景のなかに静かに佇む花いちは、子連れ対応はとても丁寧で、半露天風呂付きのお部屋でゆっくりとした贅沢な時間を過ごすことができました。
そして地元の旬の食材で丁寧に作られたお料理は絶品!
とても素敵な旅館だったのでご紹介します。
軽井沢旅行の際に「温泉旅館に泊まりたい」と思い、嬬恋まで足を延ばしました。
星野エリアのハルニレテラスから車で40分弱で到着しました。
子連れの方はもちろんですが、花いちに宿泊を考えてる全ての方に向けて写真多めのレポートになっています。ご参考になれば嬉しく思います。
奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち とは?
ホテル情報
群馬県の北西部に位置し、浅間山・四阿山・白根山といった標高2,000m級の山々に囲まれる自然豊かな「嬬恋村」は、上信越高原国立公園の一角を占める標高1,000mの高原地です。
のどかな田園風景の中に静かに佇む「花いち」は、全てのお部屋に源泉掛け流しの半露天風呂が備わっています。
全8室の隠れ家な旅館なので、プライベート感を重視したい方におおすすめです。
雄大な浅間山の美しい眺め、源泉掛け流しの身体の芯まで温まる温泉、旬の食材で丁寧に作られた美味しいお料理、可愛らしい看板猫ちゃんたち、そしてオーナーさん御夫婦の心遣いが温かく、澄んだ空気の中で贅沢な時間を過ごすことができます。
アクセス・駐車場
□旅館名
奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち
□住所
〒377-1611
群馬県吾妻郡嬬恋村干俣386
□駐車場
有り(無料)
軽井沢から車で約40分、草津温泉まで車で約20分の中間地点にあります。
奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち の子連れ対応
こじんまりしたアットホームな旅館のため、落ち着いた雰囲気で過ごすことができました。旅館の皆さんが優しくて娘も常にご機嫌でした!
奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち にチェックイン
雄大な自然が辺り一面に広がっており、澄んだ空気が美味しくて思わず深呼吸してしまいます。
嬬恋は、平均気温が8℃前後と、夏でも涼しい気候条件とのことです。
静かで落ち着いた雰囲気の佇まいです。
薪ストーブの香りと炎の揺らぎに癒されながらチェックイン。
オーナーさん御夫婦が優しく気さくにお話ししてくださいました。
オーナーさん御夫婦がとても親切で、小さなことにも気付いて配慮してくださいました。
温かいお心遣いありがとうございました。
そして看板猫ちゃんを発見!猫好きの娘は大喜び!
ラウンジでのコーヒーのサービス、談話室などの館内について、看板猫ちゃんのこと等は、後ほど詳しく載せています。
奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち のお部屋
お部屋(石楠花)
今回宿泊したお部屋は、「石楠花(しゃくなげ)」という半露天風呂付き客室。
10畳の和室に広縁とテラスが付いており、窓からは浅間山を眺めることができます。
そして毎日抱っこばかりして肩も腰も凝っているので、マッサージチェアが付いていたのがとても嬉しかったです!!
花いちは、6つのタイプのお部屋があり、ここは価格順にすると5番目。
こじんまりしたお部屋ですが、子どもが小さいときは目が届くので安心です。
他にも様々なお部屋があり、バリアフリー対応、暖炉付き、和洋室、洋室、親子三世代やお友達家族と宿泊もできる広々としたお部屋もあります!
浅間山が一望できるテラスには、ゆりかごのように揺られながら寛ぐことができるハンギングチェアがあります。
夫も娘もお風呂上がりは、ハンギングチェアに揺られながら過ごしていました。
空気が綺麗なので自然と何度も深呼吸してしまいます。
そして目の前の畑は、嬬恋の名産「キャベツ」畑!
山々に囲まれ、高原が広がる嬬恋村は、日本一のキャベツ生産地です。
アメニティが充実した使い勝手が良い洗面所には、チャイルドステップが用意されていました。
お部屋には、子ども用の作務衣・タオル・歯ブラシ・椅子・おむつゴミ箱・補助便座・ベビーソープを用意してくださいました。
クローゼットや冷蔵庫もあり、お部屋で過ごす際に不便を感じることは全く無く、ゆっくり贅沢に過ごすことができました。
半露天風呂
開放的な半露天風呂は、地下1000mより汲み上げる源泉掛け流しの温泉「奥嬬恋の湯」。
アトピーや皮膚病など、敏感な皮膚の方も安心して入浴できる泉質とのことです。
お湯が柔らかく温度も適温で、小さな子どもにも優しい温泉です。
温泉に浸かりながら、嬬恋の心地好い風を感じることができ、娘も大喜びでした。
小さな子どもがいると、広い洗い場が付いているととても助かります!
半露天風呂には、「松山油脂」のアメニティが並んでいます。
富士山麓に工場を構え、とことん肌に優しく、どんな肌質の方にもおすすめできるスキンケア用品をつくり続けている「松山油脂」。
「安全性と環境性、そして有用性のバランスを満たすことを基本としながら、自分たちのモノづくりを通して、自然や社会の持続可能性を高める」というコンセプトを掲げています。
ベビーソープは、「松山油脂」の肌のバリア機能が未発達な乳幼児のための低刺激スキンケア「HADAHUG(はだはぐ)」。
シャンプーなど無添加のものが用意されていたり、不便のないように子ども用品が揃えてあったり、丁寧な配慮がされていました。
娘が寝たあとは、ゆっくり温泉に浸かり、嬬恋の夜の心地好い風に癒されました。
サービス・設備・備品・アメニティ
お部屋にはお付き菓子のプリンがありました。
和風の優しい味わいで、とても美味しかったです!
お部屋の冷蔵庫のドリンクは全て無料で頂くことができます。
スキンケア等は半露天風呂と同様、肌と地球に優しい無添加石鹸で有名な「松山油脂」で揃っています。
アメニティも充実しており、不便なく過ごすことができました。
丁子染めのフェイスタオルと足袋は、肌に触れる感触がさらさらで柔らかく癒されました。
その他に、作務衣・羽織・足袋・タオル・テレビ・湯沸かしポット・お茶セット・お水・加湿器などが用意されていました。
Wi-Fiも無料接続です。
お部屋は隅々まで手入れが行き届いており、とても快適に過ごすことができました。
奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち の温泉
貸切風呂 1階
もともと大浴場だった源泉掛け流しの貸切風呂。
無料で入ることができます。
こんなにも広い温泉を独り占めできてしまうのが贅沢です。
子どもがいるファミリーにとって、プライベート空間が楽しめる貸切風呂があるのは有り難いですよね。
軒が大きく雨の日でも安心の露天風呂もあります。
風を感じながら温泉に浸かれるのは、とても気持ちが良いです!
脱衣所は広々としており、おむつ交換台もあります。
館内全てですが、隅々まで手入れが行き届いており清潔感があります。
アメニティもお部屋同様に充実しています。
ベビーソープもあります。
貸切風呂 2階
1階の貸切風呂よりもこじんまりしていますが、源泉掛け流しで雰囲気も抜群。
こちらも無料で入ることができます。
風情あふれる信楽焼きのしっとりとした肌触りと、柔らかい泉質の温泉に癒されました。
奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち のお食事
夕食
全てのお料理が繊細でとても美味しかったです。
新鮮な地元の食材を使用し、素材を活かした工夫を感じるお料理でした。
部屋食に変更したので、ゆっくりご飯を食べることができました。
(部屋食に変更するのは別途料金がかかります。また、お部屋によっては選べない場合もあるとのことなので、事前に旅館へご確認ください。)
もっちりとした食感のチーズ豆腐は、子どもも食べやすい味わいです。
見た目が華やかな前菜は、季節のお料理が並び、食べる喜びが引き立ちます!
時間をかけて丹念に作られていることが伝わります。
山の幸や春の味覚を存分に楽しむことができ、次のお料理への期待も高まります。
真丈はふわふわで、お出汁が上品で優しい味わい。
お刺身は全て新鮮で美味しかったです。
山菜のこごみが添えられており、細やかなこだわりを感じました。
食べやすく一工夫された岩魚は、ふわふわの食感。
骨は、カリッと香ばしく揚げた骨せんべいとして頂きました。
添えられている風味豊かな花豆は、この地域ならではですね。
お口直しのグレープフルーツゼリーは、甘さ控えめでさっぱり。
グレープフルーツの皮が器になっており、とても手が込んでいます。
新玉葱がとろろろで甘かったです。
お皿や盛り付け方も美しく、お料理の風味や美しさが際立ちますね。
メインの上州牛ステーキは、お肉の旨味が強く、柔らかくさっぱりとした味わい!
添えられたお野菜も美味しかったです。
蕗の薹ご飯は、香りが豊かで、自然が育む春の食材を食べることができて、体も心も元気になれそうです。
お腹いっぱいと思っていたのですが、あまりの美味しさにおかわりしてしまいました。
全てのメニューが、新鮮な地元の食材を使用し、素材を活かす工夫が丁寧にされており、嬉しい驚きがたくさんありました。
旅館のデザートだと思えないほどのクオリティ!
見た目も味も素晴らしく、今まで宿泊した旅館の中でもトップクラスに美味しかったです。
「花いちさんのお料理がまた食べたいな」と思い出すことが多く、忘れられない体験になりました。
子どもは、無料で茶碗蒸し・にゅう麺・ご飯を頂くことができます。
お出汁の味わいが美味しかったようで、完食していました!
また、大人のご飯から岩魚の塩焼きや海老真丈や春巻きを取り分けて食べました。
追加料金を支払うと子ども用のお食事も用意できるとのことです。
朝食
夕食同様、部屋食に変更したため、ゆっくり頂くことができました。
小鉢の数の多さ、そして手の込んだお料理ばかりで驚きました!
全て丁寧に作られており、優しいお出汁の味わいがとても美味しかったです。
美味しいのはもちろん、心まで優しく満たされました。
写真は見切れてしまっているのですが、納豆はお塩で頂きます。
焼き物は、豚肉の陶板焼き。お野菜も入っていました。
子どもには、無料でリンゴジュース・お味噌汁・ご飯を用意してくださいました。
デザートは子どもの分も用意してくださいました。
身も心も喜ぶ栄養満点の朝食を頂き、素敵な朝を迎えることができて優雅な気持ちになりました。
夕食も朝食も、地元の旬の食材を贅沢に使って作られており、心も体も元気になりました。
丁寧に作られたお食事や、スタッフさんの気遣いなど、心がこもったおもてなしに感謝です。
娘にも優しく声をかけてくださり、ありがとうございました。とても嬉しそうでした。
奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち の館内
ラウンジスペースは、薪ストーブの香りや炎の揺らぎに癒されます。
お風呂上がりや、お食事の前後に寄ってみたり、外の景色を眺めたり、自由に過ごせる空間です。
コーヒーやお水を頂くことができます!
お部屋に温泉が付いているため、館内で他のお客さんに会うことがほとんどありませんでした。
どこで過ごしても静かでゆっくりとした時間が流れており、とても癒されました。
ラウンジの奥には談話室があります。
コーヒーを頂きながら、ゆっくりお庭を眺めて過ごすことができます。
お部屋以外にも、ほっと一息つくことができる空間があるのが嬉しいですね。
談話室の本棚には、猫に関連する書籍が並んでいました。
廊下も落ち着いた雰囲気で魅力的です。
ラウンジの一角にはお土産コーナーがあり、地酒やビードロアクセサリー、お部屋にあったアメニティ、群馬県の木材から作られた急須や湯のみなど、様々なお土産を購入することができます。
奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち の看板猫ちゃんたち
可愛い猫ちゃんが数匹います。
保護猫を迎えているとのことです。
人懐こくて、近くにいても全く逃げたりしません!
むしろ撫でても大丈夫な優しい猫ちゃんです。
3匹の猫ちゃんに会うことができました。
訪問時よりも増えているそうなのでまた宿泊して会いたいです!
猫と暮らしているので、私達家族は猫が大好き!
特に娘は大喜びで、何度も1階に降りて猫ちゃんに会いに行きました。
奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち の宿泊予約
「奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち」の予約は下記からできます。
奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち の周辺観光スポット
軽井沢エリア
嬬恋は、軽井沢からも近いので観光の際に立ち寄るのもおすすめです!
下記の記事でご紹介しているのは、軽井沢エリアで、「子連れでのびのび遊びたい方」、「混雑を少しでも避けたい方」、「定番以外の穴場観光スポットを知りたい方」に向けた「軽井沢ならではの自然や文化やアートを思う存分に楽しめる観光スポットや、お洒落で個性的なショップやカフェが並ぶ複合施設」を5つ。
・軽井沢タリアセン
・ムーゼの森
・Karuizawa Commongrounds(軽井沢コモングラウンズ)
・軽井沢ハルニレテラスにある「ベーカリー&レストラン 沢村」の朝食
・MMoP(モップ)
子連れに全振りしているわけでは無いので、ファミリー、カップル、お友達、一人旅などを考えている方のご参考になれば嬉しく思います。
今回の旅行では、軽井沢で過ごしてから、嬬恋へ向かいました。
軽井沢おもちゃ王国
子どもと思いっきり遊び尽くしたい方におすすめなのが「軽井沢おもちゃ王国」!
見て、触れて、体験できるおもちゃのテーマパークです。
浅間山の天然溶岩を巧みに利用したアスレチック「わくわく大冒険の森」は北関東最大級規模。
浅間山を一望できる大観覧車、体験型電車アトラクションなど0歳から楽しめるアトラクションもあり、子どもの年齢や好みに合わせた遊びが楽しめます!
「メルちゃんのおうち」、「トミカ・プラレールランド」、「木のおもちゃ館」など屋内施設も充実しており、雨の日も安心です。
0歳・1歳の子どもは、無料です!
まとめ
「奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち」は、雄大な浅間山の美しい眺め、源泉掛け流しの身体の芯まで温まる温泉、旬の食材で丁寧に作られた美味しいお料理、可愛らしい看板猫ちゃんたち、そしてオーナーさん御夫婦の心遣いが温かく、澄んだ空気の中で贅沢な時間を過ごすことができました。
子連れ対応もとても親切で、安心して子どもと宿泊することができます。
娘は、看板猫ちゃんと遊んだり、温泉に何度も入ったり、ラウンジで薪ストーブに見惚れたり、美味しいご飯に大喜びしたり、のびのびと過ごしていました。
次回は、また違う季節に訪問したいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち」の公式サイトは下記です。