毎年、春が近付くと大好きな軽井沢への旅行を計画し始めます。
新緑から紅葉の時期まで大人気の軽井沢ですが、休日はとても混雑するのが難点。
特に夏は避暑地のため道もお店も大混雑。
賑やかで楽しいのですが、出来るだけ混雑回避して軽井沢を満喫したい方もいますよね。
今回ご紹介するのは、軽井沢エリアで、「子連れでのびのび遊びたい方」、「混雑を少しでも避けたい方」、「定番以外の穴場観光スポットを知りたい方」に向けた「軽井沢ならではの自然や文化やアートを思う存分に楽しめる観光スポットや、お洒落で個性的なショップやカフェが並ぶ複合施設」を5つ。
そして子連れに全振りしているわけでは無いので、ファミリー、カップル、お友達、一人旅、日帰り旅行など、歴史や自然を感じることのできる軽井沢の魅力をご紹介します。
軽井沢の魅力
避暑地として人気の軽井沢は、東京から北陸新幹線で約1時間。
自然の美しさや歴史や文化に触れることができ、美味しいレストランやお洒落なカフェも多い魅力的な場所です。
【軽井沢の避暑地としての歴史を簡単にご説明します。】
軽井沢が避暑地として一躍名を馳せたのはおよそ120年前。
かつては、中山道と北陸街道との分岐宿として栄えていましたが、国道の開通が終わると閑散状態に。
しかし1886年、偶然足を踏み入れ軽井沢の自然に一目惚れしたカナダ人のキリスト教の宣教師「アレキサンダー・クロフト・ショー」が軽井沢の別荘第一号を旧軽井沢に建てたことにより、外国文化に彩られた別荘地として発展しました。
①軽井沢タリアセン
軽井沢タリアセンとは
軽井沢の美しい自然を凝縮した広大な敷地のタリアセン。
塩沢湖を中心として芸術・文学・歴史的建築物などを鑑賞するのと同時に、自然の中で体を動かしてリフレッシュするアクティビティも充実した観光スポットです。
「思いっきり体を動かしたい」、「ゆっくり自然や建築や文学に触れたい」など、楽しみ方の選択肢が多いのも魅力です。
そしてレストランやショップもあるので、一日中遊べるのも嬉しいですね!
□アクティビティ
ボート、ファミリーゴルフ、ゴーカート、テニス、サイクルモノレール、ちびっこ広場、バッテリーカー、ミニ・ディガーなど子どもが喜ぶアクティビティがたくさんあります。
□カフェ・レストラン
湖畔に立つオープンテラスのレストランや、手ぶらでOKのバーベキュー(完全予約制)、化学調味料不使用の自然に寄り添ったハンバーガー、有島武郎別荘「浄月庵」の1階にある静かに寛げるカフェなど、散策途中ほっと一息つくことができます。
□アート・文学・建築
ぺイネ美術館(夏の家)、睡鳩荘(旧朝吹山荘)、深沢紅子野の花美術館(明治四十四年館)、堀辰雄山荘(1412番山荘)、有島武郎別荘(浄月庵)、野上弥生子書斎など軽井沢の歴史的建造物が移築されています。
塩沢湖畔の心地好い風を感じながら、軽井沢の魅力を思う存分に楽しむことができます。
私たち家族のお気に入りの観光スポットで、敷地がとても広いので混雑することがあまり無いのも有難いです!
ぺイネ美術館では、ぺイネの原画やリトグラフ、愛用の画材などを展示しています。
絵本のような温かく可愛らしいイラストを多く残したフランスの画家、レイモン・ペイネ。ぺイネの絵は、メルヘンで子どもから大人まで楽しむことができます。
建物は、チェコ出身の建築家アントニン・レーモンドが自らのために建てたアトリエ兼別荘「軽井沢・夏の家」を移築。旧軽井沢エリアにある聖パウロカトリック教会もレーモンド建築です。
睡鳩荘は、軽井沢別荘建築史の中でも最も上質とされています。
睡鳩荘は、昭和6年に建築家ヴォーリズの設計により建てられ、帝国生命や三越の社長をつとめた朝吹常吉の別荘であったのち、常吉の長女でありフランス文学者の朝吹登水子が夏場を過ごすための山荘としてこの建物を引き継いで使用しました。内観も素敵なので見学することをおすすめします。
湖畔に移築されたことで、まるでジブリ映画「思い出のマーニー」の世界観です。
軽井沢タリアセンの基本情報
□施設名
軽井沢タリアセン
□住所
〒389-0111
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉217
□開園時間
9:00~17:00(2月~11月)
10:00~16:00(12月、1月)
□定休日
夏期無休
12月~2月:休園日あり(HP要確認)
□公式サイト
http://www.karuizawataliesin.com/
タリアセンは、ペットOKです!
次にご紹介する「ムーゼの森」のすぐ隣なので、併せて訪れるのもおすすめです!
②ムーゼの森
ムーゼの森とは
ムーゼの森は、「軽井沢 絵本の森美術館/ピクチャレスク・ガーデン」と「エルツおもちゃ博物館・軽井沢」の二つの施設からなるミュージアムパークです。
絵本や木のおもちゃのメルヘンな世界観に子どもも大人も夢中になれると思います。
敷地が広く、展示室が点在しているため、混雑を感じることが少ないのも有難いです。
また、「エルツおもちゃ博物館・軽井沢」は屋内施設のため、雨の日でも楽しむことができます。
□軽井沢 絵本の森美術館
軽井沢の豊かな自然を生かした「ピクチャレスク・ガーデン」の敷地内に、3つの展示館と絵本図書館が点在しており、アートと自然を楽しむことができます。
展示内容は、欧米絵本を中心に原画・初版本など。企画展も年に2~3回開催されているため、何度訪れても楽しむことができます。
約1500冊の絵本を読むことができる「絵本図書館」や常設展「ピーターラビットのひみつの部屋」もあります。
□ピクチャレスク・ガーデン
軽井沢の豊かな自然を生かしたピクチャレスク・ガーデンは、軽井沢の風土に合った宿根草が植栽されており、四季折々の景色が楽しめるのが魅力です。
□エルツおもちゃ博物館・軽井沢
ドイツ・エルツ地方で300年以上もの間、職人達の手によって受け継がれてきた伝統木工おもちゃや、ヨーロッパの知育おもちゃを展示。また木のおもちゃの体験コーナーでは実際におもちゃで遊ぶことができます。
□カフェ「ルーエ」(※入館チケットは不要)
ドイツ語で「静けさ・憩い」を意味するルーエは、緑に囲まれたロケーションでゆっくりとした時間を過ごすことができます。メニューは、ケーキや地元のお野菜を使ったサンドイッチ、手作りジンジャー・エール、長野県産のジュースなど。
□ショップ(※入館チケットは不要)
くるみ割り人形、パイプ人形、クリスマスピラミッドなど、エルツ地方の代表的なおもちゃやヨーロッパ各地の知育おもちゃが販売されています。また、豊富な品揃えの絵本、絵本のキャラクターグッズ、ポストカード、仕掛け絵本なども魅力的。
手作りの木のおもちゃは優しい温もりがあり、子どもはもちろんですが、お洒落なインテリアとしてもおすすめです。
まるで絵本の世界に入ったみたい!
絵のように美しい軽井沢の自然の原風景のなかで、幼い頃に読んだ絵本に再開し、懐かしくて優しい気持ちに。
娘は、絵本の可愛らしい世界観やナチュラルなお庭のお散歩に夢中でした。
展示の入れ替えのため、「エルツおもちゃ博物館・軽井沢」が休館でした。公式サイトをご確認の上、訪問してください!
別日に「エルツおもちゃ博物館・軽井沢」を訪れたので写真付きでご紹介します。
伝統木工おもちゃや、ヨーロッパの知育おもちゃが展示されています。
木製のおもちゃを体験することができ、娘は夢中になって遊んでいました。
ムーゼの森の基本情報
□施設名
ムーゼの森
(軽井沢 絵本の森美術館/ピクチャレスク・ガーデン、
エルツおもちゃ博物館・軽井沢の二つの施設からなるミュージアムパーク)
□住所
〒389-0111
長野県北佐久郡軽井沢町長倉182
□開園時間
9:30〜17:00(5~10月)
10:00〜16:00(3・4月、11〜1月)
□定休日
毎週火曜日(GW、7月〜9月は無休)
冬期(1月中旬~3月中旬)
□公式サイト
https://museen.org/
5月~10月は、9時半にオープンするので早めの時間に訪問するのがおすすめです。ペットはカフェのテラス席のみOKです。
「タリアセン」のすぐ隣なので、併せて訪れるのもおすすめです!
③Karuizawa Commongrounds(軽井沢コモングラウンズ)
Karuizawa Commongroundsとは
Karuizawa Commongrounds(軽井沢 コモングラウンズ)は、総面積約3500坪(約1.2ヘクタール)の森の中に、「書店、カフェ、飲食店、コワーキングスペース、ワインショップ、インターナショナルスクール」など10棟が点在する「地元密着型の複合施設」として2023年3月にオープンしました。
軽井沢の自然を思いっきり感じながら、お買い物や軽食を楽しむことができるのが嬉しいですね。
敷地が広く、お店が点在しているため、混雑を感じることが少ないのが子連れに嬉しいポイント。
□ショップリスト
・軽井沢書店 中軽井沢店(書籍・雑貨・アート・コワーキングスペース)
・SHOZO COFFEE STORE(コーヒー・焼き菓子)
・aVin bio wine shop karuizawa(ワイン専門店)
・PUBLIC 食堂(朝食・昼食)
・RK DAYS(デリ・雑貨)
・OSOBAR(立ち食いそば)
・軽井沢いぶる(低温燻製専門店)
・EtonHouse International School Karuizawa(スクール)
・レクサス充電ステーション(急速充電ステーション)
軽井沢で人気のRKやいぶるの新店が入っています。いぶるで燻製のお塩を買いました。那須で有名なSHOZO COFFEEがあり、贅沢な時間を過ごすことができました。
「軽井沢書店 中軽井沢店」は、大学の中軽井沢寮だった建物をリノベーションした施設。梁や階段をそのまま残し、開放的で光の差し込みやすい空間に。
絵本は子どもも親も夢中になるほど充実しており、キッズスペースも完備されています。
お洒落な雰囲気が魅力的ですが、実は敷地内の樹木もできる限り残すなど、軽井沢の自然環境をそのまま生かして建物を配置しているそうです。
娘はウッドチップの踏み心地が気に入ったみたいです。
Karuizawa Commongroundsの基本情報
□施設名
Karuizawa Commongrounds(軽井沢コモングラウンズ)
□住所
〒389-0111
長野県北佐久郡軽井沢町長倉鳥井原1690-1
□営業時間
店舗ごとに異なるため公式サイト要確認
□定休日
店舗ごとに異なるため公式サイト要確認
□公式サイト
https://store.tsite.jp/karuizawa-cg/
敷地内ペットOKです!店舗によってはペット同伴できないため、事前にご確認ください。
④ハルニレテラスの朝食『ベーカリー&レストラン 沢村』
ハルニレテラスとは(星野エリア)
星野リゾートが運営するハルニレテラスは、自生していた100 本を超えるハルニレ(春楡)の間を縫うように、清流に寄り添って連なる9棟の建物をウッドデッキでつないだ「小さな街」のような雰囲気の大人気観光スポット。
「軽井沢の日常」をコンセプトにした、お洒落な16のショップ・レストランが自然に囲まれたウッドデッキに建ち並びます。
川沿いに建てられているので、川のせせらぎが心地好いです。
お洒落なショップでお買い物したり、グルメを楽しんだり、子どもは清流沿いで自然に触れることもできます。
いつも混んでいるハルニレテラスですが、朝食のオープン時間は空いているのでおすすめです!
シックでお洒落なハルニレテラスですが、ペット連れや子連れの方も楽しめます。
星野エリアにあるので、星野リゾートが運営するホテルや旅館、軽井沢高原教会、石の教会からのアクセス良好です。
ベーカリー&レストラン 沢村(ハルニレテラス)とは
ハルニレテラスの中でもいつも賑わっている「沢村」は、天然酵母を使ったパンが自慢のベーカリー&レストラン。
食卓を彩ってくれる美味しいパンはもちろん、焼き菓子やジャムはお土産にぴったり。
自家焙煎の豆を使用した香り高いコーヒーもおすすめ。
そしてレストランの本格的な欧風料理も絶品!美味しいパンと一緒に頂けるのが嬉しいです!
「沢村モーニングプレート」の内容は、自家製酵母パン・目玉焼き・ベーコン・ソーセージ・チキングリル・スープ・サラダ・ヨーグルト・ドリンク。
他にもフレンチトーストやスープがメインのモーニングセットがあります。
全てのセットにドリンクが付き、下記から選べます。
沢村ベーカリーブレンド(Hot/Iced)・エスプレッソ(Hot)・紅茶(Hot/Iced)・カフェラテ+220(Hot/Iced)・ミルク(Hot/Iced)・オレンジジュース・りんごジュース・グレープフルーツジュース
朝の軽井沢の澄んだ空気を感じながら、贅沢な時間を過ごすことができました。
ピクニック気分でパンを購入してウッドデッキのテラスで食べてもOK !
店内でモーニングを頂きたい場合は、朝食の遅い時間やランチタイムはとても混雑するので、朝早く起きてオープン時間に朝食を頂くのをおすすめします!
子ども用の椅子(ハイチェア)やカトラリーを用意してくださいました。旧軽井沢にも店舗があり、大好きなパン屋さんです!
ベーカリー&レストラン 沢村(ハルニレテラス)の基本情報
□施設名
ベーカリー&レストラン 沢村
軽井沢ハルニレテラス
□住所
〒389-0111
長野県北佐久郡軽井沢町長倉2145ー5
□営業時間
・ベーカリー 7:00~21:00
※冬季(12月~2月) 8:00~21:00
・レストラン 7:00~22:00 (L.O 21:00)
※冬季(12月~2月) 08:00~22:00 (L.O 21:00)
□定休日
無休(臨時休業の場合があるため公式サイト要確認)
□公式サイト
ハルニレテラス 公式サイト:https://www.hoshino-area.jp/shop
SAWAMURA 公式サイト:https://b-sawamura.com/
⑤MMoP(モップ)
MMoPとは
MMoPとは、軽井沢の隣町、浅間山の南麓に広がる豊かな自然に包まれた御代田町に、2021年の夏にオープンした「衣食住」と「アート写真」を体感できる複合施設です。
「御代田写真美術館」を中心に、カフェやレストラン、ライフスタイルショップなどが点在します。
お洒落なショップでお買い物したり、グルメを楽しんだり、ライフスタイルとアート写真との融合を体感できます。
敷地がとても広いので、ペット連れの方や、子ども一緒に楽しめるのも魅力的。
さらに「御代田写真美術館」は入館料無料なので、身近にアートを感じることができます。
美術館には、ベビールームもあります。
週末には、地域の方々が参加して作品を作るワークショップやマルシェが期間限定で行われていたり、夏には御代田国際フォトフェスティバルというアートイベントも毎年開催しています。
自然の中でアートを楽しめるのが魅力的ですね。
STEAK HOUSE Feu(ステーキハウスフゥ)でディナーを頂いたときの写真です。
STEAK HOUSE Feuは、ステーキにこだわったビストロ。
熾火(おきび:薪や炭の炎が落ち着いた状態)で焼き上げる赤城和牛の熟成肉は感動的な美味しさ!
前菜もとても丁寧に作られ繊細な味付けで美味しかったです。
子ども用の椅子(ハイチェア)とカトラリーを用意してくださいました。
「わんちゃん用ステーキ」メニューもあるのでペット連れの方もおすすめです。
MMoPの基本情報
□施設名
MMoP(モップ)
□住所
〒389-0207
長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1794-1
□営業時間
店舗ごとに異なるため公式サイト要確認
□定休日
店舗ごとに異なるため公式サイト要確認
□公式サイト
MMoP 公式サイト:https://mmop.jp/
STEAK HOUSE Feu 公式サイト:https://feu.cercle.shop/
軽井沢エリアの宿泊
2023年の秋、軽井沢旅行の際に訪れた「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」の子連れ宿泊レポです。
2024年のGW、軽井沢旅行の際に訪れた「奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち」の子連れ宿泊レポです。
ご参考になれば嬉しく思います。
まとめ
軽井沢エリアで、「子連れでのびのび遊びたい方」、「混雑を少しでも避けたい方」、「定番以外の穴場観光スポットを知りたい方」に向けた「軽井沢ならではの自然や文化やアートを思う存分に楽しめる観光スポットや、お洒落で個性的なショップやカフェが並ぶ複合施設」を5つご紹介しました。
全て娘と訪問したことがあるスポットなので、子連れの方も安心してください。
そして子連れに全振りしているわけでは無いので、ファミリー、カップル、お友達、一人旅、日帰り旅行などを考えている方のご参考になれば嬉しく思います。
今回ご紹介した5つの観光スポット
・軽井沢タリアセン
・ムーゼの森
・Karuizawa Commongrounds(軽井沢コモングラウンズ)
・ハルニレテラスにある「ベーカリー&レストラン 沢村」の朝食
・MMoP(モップ)
魅力的な軽井沢をより楽しめたら嬉しいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※訪問当時の情報のため、事前に公式サイトをご確認ください。