「赤ちゃん連れの旅行って、いつから行けるんだろう?」
「大変そうだし、もう少し大きくなってからの方がいいのかな…」
そんなふうに感じて、旅行を先延ばしにしていませんか?
私自身も、子どもが生まれる前は同じように思っていました。
泣いてしまったらどうしよう、周りに迷惑をかけてしまわないかと、不安ばかりが浮かんでいたんです。
一方で、せっかくの育休期間。子どもにいろいろな景色を見せてあげたい、家族で過ごす時間も大切にしたい、という気持ちもありました。
日々の育児の中でなかなか外出が難しい時期だからこそ、少し環境を変えてリフレッシュする時間も持てたらいいな、と考えるようになりました。
そんな中で、生後8ヶ月のときに初めて旅行へ行ってみて、感じたことがあります。
それは、赤ちゃんとの旅行には“行きやすいタイミング”があるということ。
もちろん不安がなくなるわけではありませんが、タイミングや準備を少し意識するだけで、想像していたよりも落ち着いて過ごすことができました。
この記事では、実際の体験をもとに、赤ちゃん連れ旅行はいつから行けるのか、そしてどの時期が過ごしやすいと感じたのかをまとめています。
実はベストタイミングは「生後半年〜歩く前」
赤ちゃんとの旅行でおすすめしたいタイミングは、生後半年〜歩き始める前までの時期です。
ひとつの目安としては、お座りができるようになる生後6〜8ヶ月頃。
しっかり座れるようになると、食事のときや滞在中の過ごし方もぐっと安定し、親の負担も軽くなります。
もちろん個人差はありますが、この頃はまだ活発に動き回ることも少なく、比較的親のペースに合わせて過ごしやすい時期です。
さらに、昼寝の時間もしっかり確保されていることが多く、移動中に眠ってくれることも多いため、スケジュールも立てやすく感じました。
一方で、1歳を過ぎて歩けるようになると、行動範囲が一気に広がります。
「あっちに行きたい」「これをやりたい」といった意思もはっきりしてくるため、親の思うように進まない場面も増えていきます。
だからこそ、まだ大きく動き回る前のこの時期は、無理のない範囲で旅行を楽しみやすいタイミングだと感じました。
赤ちゃんとの旅行には行きやすいタイミングがありますが、もうひとつ大切だと感じたのが、どこに泊まるかという点です。
赤ちゃん連れ旅行は、宿選びが満足度を大きく左右すると感じました。
なぜこの時期が過ごしやすいのか
ではなぜ、生後半年〜歩き始める前の時期が旅行しやすいと感じたのか。
実際に行ってみて感じた理由をまとめてみます。
□まだ活発に動き回らない
ハイハイやつかまり立ちはあっても、行動範囲はまだ限られています。
旅館の中でも目が離せない場面が比較的少なく、落ち着いて過ごしやすいと感じました。
□食事の調整がしやすい
授乳や離乳食が中心の時期なので、事前に準備しておけば対応しやすいのが特徴です。
その分、親が食事をとる余裕も生まれやすくなります。
□昼寝のリズムがある程度安定している
移動中に眠ってくれることも多く、無理のないスケジュールを組みやすくなります。
□強いこだわりがまだ少ない
1歳を過ぎると「自分でやりたい」「あっちに行きたい」といった意思がはっきりしてきますが、この時期はその前段階。大人の流れに合わせやすい分、全体の負担も軽くなりやすいと感じました。
もちろん個人差はありますが、こうした理由から、この時期は比較的落ち着いて旅行を楽しみやすいタイミングだと感じています。
実際に行ってみた体験談
私たちが初めて旅行に行ったのは、娘が生後8ヶ月のとき。
行き先は、車で訪れた伊香保温泉でした。
旅館に向かう前には、伊香保グリーン牧場にも立ち寄りました。
日帰りだと、移動時間や離乳食のタイミングを気にしてどうしても慌ただしくなりがちですが、宿泊を前提にしていたことで、時間に余裕を持って観光することができました。
牧場では、動物や自然に触れながら、娘も楽しそうに過ごしていて、「こういう体験ができるのも旅行のいいところだな」と感じた瞬間でした。
日帰りではなかなか行きにくい場所にも無理なく立ち寄れるのは、宿泊ならではの魅力だと思います。
宿泊したのは「玉樹」という旅館で、部屋食・露天風呂付きのお部屋を選びました。
館内は畳敷きで、お部屋も和室に布団だったため、まだ小さい子どもと一緒でも安心して過ごせる環境だったのが印象的です。
👉 実際に宿泊したときの様子や、お部屋・食事の詳細は別記事で詳しくまとめています。
気になる方はあわせてご覧ください。

大浴場に連れて行くことには少し不安があったので、お部屋のお風呂を利用しましたが、その分、周りを気にせず、娘とゆっくり温泉の時間を楽しむことができました。
初めての温泉に、娘は最初こそ不思議そうな表情をしていましたが、少しずつ慣れてきて、気持ちよさそうにしている様子がとても印象に残っています。
その姿を見て、「一緒に来てよかったな」と自然と思えた瞬間でした。
また、出産後は夜に外出することもほとんどなく、外食も控えていたので、久しぶりに自宅以外で夕食をゆっくり味わえたことも、私にとっては特別な時間でした。
娘が寝たあとは、夫と一緒にお茶を飲みながら、静かな時間を過ごすこともでき、慌ただしい日常の中ではなかなか取れない、穏やかなひとときになりました。
また、今回の旅行で改めて感じたのは、夫婦で協力することの大切さでした。
夫が娘を見てくれている間に、私は久しぶりに一人で大浴場へ行き、ゆっくりと温泉に浸かる時間をとることができました。
また、食事の時間も抱っこや遊びを分担することで、お互いに落ち着いてご飯を楽しむことができました。
赤ちゃん連れの旅行は、どうしてもどちらか一方に負担が偏りがちですが、少し意識して協力することで、過ごしやすさが大きく変わると感じます。
赤ちゃん連れでも、環境や過ごし方を選べば、心からほっとできる時間を持てると感じた体験でした。
ただし注意!食事スタイルで満足度が大きく変わる
ここまで「過ごしやすかった」とお伝えしてきましたが、ひとつ強く感じたのは、食事のスタイルによって満足度が大きく変わるということです。

実際に、ママ友からこんな話を聞いたことがあります。
赤ちゃんが泣いたり騒いでしまうことを心配して、あえてビュッフェ形式の食事を選んだそうです。
周りに気を遣いすぎなくていいように、という配慮でした。
ただ、実際に行ってみると会場は混雑していて、慣れない環境に赤ちゃんが疲れてしまい、途中で泣き出してしまったとのこと。
さらに、その日はママの抱っこでないと落ち着かず、結局ほとんど席に座ることができないまま、食事を終えることになってしまったそうです。
「ゆっくりご飯を食べたい」と思って選んだはずが、実際にはそれが難しい状況になってしまった、というエピソードでした。
一方で、離乳食が終わる頃になると、ビュッフェはとても助かる存在になります。
種類が豊富のため、小さな子供でも食べられるものが必ず見つかる安心感があります。
「子供に食べさせるものがあるかな…」と心配する必要がないのは、子連れ旅行で大きな安心ポイントです。
ただ、1歳未満の旅行では食事の中心は離乳食。
そのため、食事環境の影響を受けやすい時期でもあります。
そんな中で私が大切だと感じたのは、「和室の個室」または「部屋食」であることでした。
周りを気にせずに過ごせること、そして子どもを寝かせたり、あやしたりしながら食事ができること。
こうした環境があるだけで、食事の時間の安心感が大きく変わると感じました。
また、お部屋自体も和室であれば、赤ちゃんを寝かせる場所にも困らず、より落ち着いて過ごすことができます。
赤ちゃん連れの旅行では、「どんな食事を食べるか」だけでなく、「どんな環境で食事をするか」も同じくらい大切なポイントです。
失敗しないためのポイント(事前にチェックしたいこと)
赤ちゃん連れの旅行を安心して楽しむためには、事前の準備と宿選びがとても大切だと感じました。
実際に意識してよかったポイントをまとめます。
□部屋食、または個室食を選ぶ
周りを気にせず食事ができる環境は、気持ちの余裕につながります。
途中で授乳や抱っこが必要になっても対応しやすく、落ち着いて過ごせます。
□和室の部屋を選ぶ
和室であれば、ハイハイの赤ちゃんも安心して動き回ることができ、過ごしやすい環境になります。
また、添い寝もしやすく、親としても安心感がありました。
□ミルク用のお湯や離乳食の対応を事前に確認する
旅館によって対応は様々なので、事前に確認しておくと安心です。
必要に応じて持参する準備もしておくと、当日慌てずに済みます。
□お風呂のスタイルを確認する
露天風呂付き客室にするのか、貸切温泉を利用するのかを検討しておくのがおすすめです。
貸切温泉の場合は、事前予約ができるのか、当日予約なのかも確認しておくとスムーズです。
不安がある場合は、無理をせずお部屋で完結できる環境を選ぶと安心です。
大浴場の利用を考えている場合は、オムツが取れていない子どもの利用が可能なのか、ベビーバスやお風呂用チェアの貸し出しがあるか、脱衣所にベビーベッドがあるのか事前に確認しておくと安心です。
□貸し出し備品の有無を確認・予約する
おむつ用ゴミ箱やベビーソープなどベビー用品の貸し出しがあるかどうかは、事前にチェックしておくと安心です。
必要なものは事前に予約しておくことで、荷物を減らすことにもつながります。
□移動時間は無理のないスケジュールにする
赤ちゃんのペースに合わせて、余裕を持った移動計画にしておくと安心です。
おむつ替えや授乳、服が汚れて着替えをするなどのアクシデントも想定し、滞在時間は長めに見積もっておくと安心です。
また、こまめに休憩を入れる前提で考えると、気持ちにも余裕が生まれます。
□移動手段は無理のない方法を選ぶ
我が家はこれまで、子連れ旅行はすべて車で移動しています。
荷物が多くなっても気にせず持っていけることや、途中で休憩を取りながら移動できる点が、赤ちゃん連れには安心でした。
また、家族だけの空間なので、ぐずってしまったときも周りを気にすることなく過ごせます。
移動手段に正解はありませんが、無理のない方法を選ぶことが大切だと感じました。
少しの準備と工夫で、旅行中の過ごしやすさは大きく変わります。
「不安だからやめておこう」ではなく、「どうすれば安心して行けるか」を考えることで、赤ちゃんとの旅行はぐっと現実的なものになると感じました。
赤ちゃんと温泉に入るときに気をつけたいこと
赤ちゃんと温泉を楽しむときは、いくつかポイントを押さえておくと安心です。
まず、赤ちゃんの肌はとてもデリケート。
そのため、温泉は刺激が少なくやさしい泉質を選ぶのがおすすめです。
中でも、
・単純温泉(無色透明でやさしい肌あたり)
・塩化物泉(保温・保湿効果がある)
は、赤ちゃんとも入りやすいと感じます。
一方で赤ちゃんとの温泉で避けたい泉質は、ピリピリとした刺激がある酸性泉や刺激や独特のにおいがある硫黄泉、強いアルカリ性の泉質です。
また、お湯の温度は熱すぎないように注意しましょう。
入浴時間も長くなりすぎないように、様子を見ながら入ると安心です。
もしベビーバスの貸し出しがあれば、お湯を調整して使うのもおすすめ。
無理のない範囲で、赤ちゃんの様子を見ながら、温泉の時間を楽しんでみてください。
実際に泊まってよかった!子連れでもゆっくり過ごせた旅館
これまでいくつか子連れで旅行をしてきましたが、その中でも「過ごしやすかった」と感じたのは、やはりお部屋は和室、食事は個室食や部屋食が選べる旅館でした。
我が家が実際に宿泊してよかったと感じた旅館を、いくつかご紹介します。
・鴨川温泉「鴨川館」
ファミリー向けのお部屋や、露天風呂付き客室もあり、ゆっくり過ごすことができます。貸切温泉や貸出備品も多数揃っており安心。個室食や部屋食も選ぶことができます。朝食会場は、キッズスペースありました。鴨川シーワールド徒歩3分なのも嬉しいポイント。
・谷川温泉(水上温泉郷)「別邸 仙寿庵」
全室露天風呂付き客室の絶景宿。チェックインが13時からなのでゆっくり過ごすことができ、食事も和室の個室があるので安心でした。敷地が広く、自然に包まれているのでお散歩なども楽しめます。


・伊香保温泉「松本楼」
赤ちゃん連れに人気の旅館。露天風呂付き客室や貸切温泉もあり、貸出備品も多数揃っています。食事は、個室・部屋食・専用のキッズスペース付きの半個室を選べるので、ゆっくり過ごすことができました。
・奥嬬恋温泉「花いち」
全室半露天風呂付きで客室数が少なく、静かにゆったり過ごしたいファミリーにぴったりの旅館です。隠れ宿にも関わらず、貸出備品が多数揃っていました。


・四万温泉「積善館」
落ち着いた雰囲気で、のんびり滞在したい方向けの旅館。露天風呂付き客室や貸切温泉があります。食事は、お部屋のタイプによって個室・部屋食を選ぶことができます。


・伊香保温泉「玉樹」
部屋食・露天風呂付き客室を選びました。館内は畳敷きで、お部屋も和室に布団だったため、まだ小さい子どもと一緒でも安心して過ごせる環境だったのが印象的です。伊香保の石段から近いので、お散歩なども楽しめます。


・稲取温泉「いなとり荘」
全室オーシャンビューの旅館。露天風呂付き客室や貸切温泉もあります。食事も和室の個室があるため、安心です。





娘が1歳以降に泊まった旅館も載せていますが、「これは赤ちゃんの頃に来ても良かったな」、「赤ちゃんの頃に来たらもっとゆっくり楽しめたかも」と感じた旅館です。
今回はちょっと贅沢な旅館も紹介しました。歩き始めたり、離乳食完了後は、子連れ全振りの宿が助かる場面が増えていくと感じます。
まとめ:このタイミング、逃さないでほしい
赤ちゃんとの旅行は大変そう、と思っていた私ですが、実際に行ってみて感じたのは、「タイミング次第で過ごしやすさは大きく変わる」ということでした。
特に、生後半年〜歩き始める前の時期は、親のペースで動きやすく、落ち着いて過ごしやすいタイミングのひとつだと感じています。
もちろん、急な体調不良や夜泣きなど、不安がなくなるわけではありません。
それでも、事前にしっかり準備をして、環境を選ぶことで、安心して楽しめる時間はきちんと作ることができます。
また、赤ちゃんとの旅行は、頑張りすぎるものではなく、夫婦協力しながら過ごす時間だと感じました。
育児の毎日の中で、なかなか自分の時間が取れないからこそ、こうした機会に少しでも心と体を休めることも、とても大切だと思います。
「もう少し大きくなってからにしようかな」と思っている方にこそ、この時期の旅行という選択肢があることを、知ってもらえたら嬉しいです。
実際に我が家でも、1歳半〜2歳半頃はイヤイヤ期があり、旅行の過ごし方もまた違った大変さがありました。
その時期の旅行については、また別の記事でご紹介できればと思います。
👉 1歳〜2歳の子連れ旅行での食事の工夫については、こちらの記事で詳しくまとめています。


無理のない範囲で、今だからこそできる過ごし方を、ぜひ楽しんでみてください。









